2018年8月15日水曜日

今月のアサナ 8月③「空気」は読まずに「吐く」もの?「吸う」もの?「感じる」もの?

今日が教室の夏休み、最終日です。
お休みの日の教室と玄関です。
静かです。

写真からこの空気を何か感じられますか?


《空気は読まなくていい》

少し前
「空気」の話しになった事があります。

ある人が

私、空気読めないんです。
ってしょんぼり。

同じく
「空気」を読めない 私は
(かなりこれには自信があります^_^)
すかさず答えました。

空気なんて読まなくていいですよ。
空気は感じるものなんだから。
と。

すると
他のヨガメンバーが

空気は吸うもんやん!!

と。

おー
そうでした。

空気は吸うものです。
吸って
実になり力になっていきます。

実になり力になるものなら
いっぱい吸いたいですよね。


《腹式呼吸》

ヨガでは
呼吸を意識します。

空気を「吸う」「吐く」することが
そう、呼吸です。

いっぱい「吸う」ためには
いっぱい「吐く」必要があります。

吸う事の前に
まず
吐く事から始めましょう。

その代表的なものが
腹式呼吸”です。

今月は
それを3番目に行います。

腹式呼吸の行い方は色々あるようですが、
教室では下のように行っています。

仰向けに寝転がって
息を鼻から吐きます。
そして、
鼻から吸います。
次にお腹をへこましながら
ながーく
息を吐いていきます。
吐ききったら吸う。
これの繰り返しです。
「吸う」呼吸より「吐く」呼吸は倍くらいの長さです。



《横隔膜と呼吸》

これが出来るようになったら
息を吐いてお腹をへこませる時に、
横隔膜を上に上げるようにしてみてください。
出来ますか?
横隔膜は
肋骨の下にある筋肉です。
腹式呼吸というのは
本当はお腹でする呼吸ではなく、
この横隔膜を動かす呼吸です。
でも、
横隔膜なんて何?
横隔膜を動かすなんて…
って感じになることが多いので
お腹を動かします。
お腹を動かすと、
横隔膜は自然に動きます。
なんで動くかどうかは横においときましょう。
実際行ってみて
なんとなく
あ、お腹へこましたら、
肋骨の下のほうが
なんかグーッと力が入ってきたかな。
って、ちょっとでも感じてもらえたら
オッケーです。
それが割と無理なくできるようになったら
吐く呼吸の時に、
その肋骨の下を上に上げようとしてください。


《いっぱい吐くと器が大きく》

こうやって横隔膜が上にあがると
吐く呼吸がよりながーくできるようになります。
吐く呼吸がながーくなると
呼吸がふかーくなります。
イメージとしては
いっぱい吐いたら器が空っぽになって
その器に入れるものが増やせます。
吸う呼吸で器の中身は増えます。
が、吐く呼吸で空っぽにしてないと
増やすことができません。


《吸う呼吸はあまり意識しないでも大丈夫》
しっかり吐いた後は
もう吸うしかありません。
だから吸う呼吸はそんなに意識しなくても大丈夫です。
お腹も自然に膨らみます。


《胸式呼吸》
呼吸の行い方は色々あります。
代表的な呼吸法は
最初に説明した腹式呼吸と
そして“胸式呼吸”
これも今月、教室で行っています。

たぶん普段日常で無意識で行ってるのがこの胸式呼吸だと思います。

でもっきっと意識しないと
浅い胸式呼吸になっていそうなので
意識的に行ってみましょう。

まず鼻から吐きます。
そのあと胸を開くような感じで鼻から息を吸います。
次にその胸を元に戻すようなつもりで鼻から息を吐いてください。
吸う呼吸では背中が上に伸びていくような感覚。
吐く呼吸ではそれが下に動くような感覚。
それを続けます。

《鼻で呼吸》
腹式呼吸も胸式呼吸も
「吐く」「吸う」を鼻で行います。
鼻で行うほうが気持ちが落ち着きます。
反対に、気分を高揚させたい時、
もっともっと頑張りたいときは
「吐く」呼吸を口から行うこともありますが
基本的には
鼻からです。
でも、慣れていないと難しいです。
そういう時は
口を小さくあけて鼻から吐く様なつもりで
口から吐いてもらってもいいです。

《効果》
ヨガの授業の中で
効果を強調してあまり言いません。
同じ動き
同じ呼吸でも
その人によって
その時によって
現れる効果が違うので
出来れば自分で感じ取ってもらいたいからなんですが、
でも
効果を知ったほうがやる気が出るのは確かですよね。

すべての呼吸法に言える事なんですが
呼吸を意識して行うことによって
自分自信で呼吸をコントロールすることができるようになります。
呼吸をコントロールできると
自分の気持ちがコントロールできるようになります。
気持ちがコントロールできると
体もコントロールできます。

たとえば、
気持ちが沈んでると
体が重くなり
痛みも強くでてきます。
そういう時の呼吸は浅くなっています。
そこで
深呼吸でもしてみてください。
そうすると
気持ちがちょっと明るくなり
体も軽くなります。
そんな経験をしたことがきっと一度くらいあるんではないでしょうか。
なかったら
今度一度してみてください。
もしかしたら
ほんとにうまくいくかもわかりませんよ。

《腹式呼吸の効果のいくつか…人によって違います》
お腹の働きが高くなり、便秘の解消
腰痛の予防、解消  etc

《胸式呼吸の効果のいくつか…人によってちがいます》
背中がほぐれて、食べ過ぎなどによる胃の疲れに働きかける。
肩こり、背中の凝りの予防や解消


そうそう
今月の授業では
寝転んで行っていますが
立って行っても座って行ってもいいので
思い出した時に行ってみてくださいね。












教室の案内はこちらです。

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